本コラムでは、当社コンサルタントの武田が、「キャリアエッセイ3~自分のミッションを求めて~」と題し、キャリアを考える上でのヒントをご紹介させていただきます。今回は、「苦しみには意味がある」をテーマにお伝えします。
苦しみには意味がある

誰でも人生の中で、「苦しみ」を伴う出来事に出会います。出会わない人はいないと思います。
苦しいことに出くわすと、どうしてもそれを避けて歩みたくなるし、出来れば心の奥底に沈めておきたい(=すなわち無意識の世界に抑圧する)と考えてしまいます。
現在の自分がその苦しみに耐えるだけのレジリエンスを持っていなければ、その苦しみをまともに正面から受け続け、精神的に壊れてしまうかもしれません。ですから、避けて通ることや反動形成のような防御をすることも一案だと思います。
その「苦しみ」が、無意味に与えられた神様のいたずらだとすれば、あまりにもやるせない気持ちにもなりますが、一方でその出来事には、実は隠されたその人にとっての必要な意味があり、そのために辛い経験として機会が与えられていると考えると、少し変わってきます。
ドラえもんの名シーンですが、しずかちゃんがお嫁さんに行く時に、しずかちゃんのお父さんがのび太を評した言葉は有名です。
“あの青年は人のしあわせを願い、人の不幸を悲しむことのできる人だ。それがいちばん人間にとって大事なことなんだからね。”
逆に言えば、苦しみや不幸を経験していなければ、人の痛みが分からない人間になってしまう、ということなのだと思います。
私も過去には色々と辛いこともありました。
「正義」は人の数だけありますから、私の考えや言動が否定されたとしても、それはやむを得ないこととして受け止めなければならないのでしょうけど、衝突の後にあまりにも偏った自己愛からくる言葉を浴びてしまったこともありました。
でもそういう経験は無駄にならず、きっと意味があったのだと、いまは思い返しています。
その意味をかみしめたいと思います。






