新入社員の就労意識を改善し、
B社は関東圏に約50店舗を展開、生鮮食品の販売を通じて地域社会への貢献を目指し、特に核家族化の加速に伴い失われつつある日本古来の食文化を守っていくという理念を掲げていらっしゃいます。弊社もその想いに強く共感し、社員教育のご支援を開始しました。
課題：年々低下する新入社員の就労意識
新卒採用で入社した社員の就労意識が年々低下しており、各配属先の責任者から強い不満の声が上がるようになってきていました。ベテランの採用担当者が数年前に抜けたことや、明確な新入社員研修プログラムを設けていなかったことが主な原因として考えられたため、弊社が仕組み作りから支援させて頂くこととなりました。
現状把握：B社に適した教育方針を、入念に検討
コンサルタントがB社ボードメンバーにヒアリングを行ったところ、事業戦略である店舗拡大を行うため、将来の幹部候補育成は必要不可欠との声が口々に上がり、すぐにでも手を打つことが求められました。一刻の猶予もならない状況ではありましたが、経営者と教育ご担当者に個別、または同席でのヒアリングを複数回実施。研修内容を素早く、かつ入念に練り上げました。
研修内容の設計・提案：オーダーメイドの提案でB社ならではの研修プログラムに
現場やボードメンバーへのヒアリングを通じ、就労意識の低い新人には共通して受け身の姿勢等の傾向があり、何のために仕事をしているのか、ないしは自分の仕事が他者にどのような価値を生むのか、理解して頂く研修が必要であると判断しました。そこで当社既存プログラムのプライドキャンプ（…自らの仕事に対し、正しい誇りを持つための研修）と新たに設計した感謝プレゼン（…感謝の気持ちを表に出すことで、他者との関わりの中で生かされていることを学ぶ研修）という2つの研修を融合させたB社ならではの新入社員研修プログラムを開発しました。
研修実施：仕事や成果を自分事と捉え、積極的姿勢が目に見えて向上
新入社員研修を通じて、自分の殻にこもっていた新人達が、大勢の前で堂々と自らの仕事の意義について語ったり、仲間のために必死に汗をかく姿が見られるようになりました。また、各々が人生で一番感謝している人へ気持ちを表現する作業を通じ、その先にいる仲間やお客様に対する素直な感謝の気持ちが芽生えました。
社員の生産性が上昇。スピード昇格者も続出。
新入社員の就労意識が向上した結果、過去の記録を更新していくスピード昇格者が続出。その後、新人研修だけではなく、マネジャー昇格研修、店長昇格研修など、セイルの社員教育プログラムがB社の人事制度に組み込まれて定例化することに。一人でも多くの社員が誇りを持って仕事に取り組めるよう、引き続きB社と二人三脚で教育制度の改善にあたっています。