本コラムでは、当社コンサルタントの武田が、「キャリアエッセイ3~自分のミッションを求めて~」と題し、キャリアを考える上でのヒントをご紹介させていただきます。今回は、「7本指のピアニスト 西川悟平さんのお話しを聴いて」をテーマにお伝えします。
7本指のピアニスト 西川悟平さんのお話しを聴いて

西川さんは、ニューヨークを舞台に世界で活躍されているピアニストですが、訓練を積んで世界に羽ばたこうとまさに準備している最中に、ジストニアという難病を患って、半分の指が動かなくなってしまいました。
ただ夢をあきらめずに、残った動く指を使い、西川さんでしか出せない音色を奏でるピアニストとして現在も活動を続けておられます。
西川さんのトークを聴くと、そんな辛い過去のことを半分冗談交じりに軽い感じでお話しされるのですが、ご本人からすれば、青春時代のすべてを捧げた夢が破れるという事実に直面したわけですから、他者には想像、共感することのできない辛さや絶望を感じたのではないかと思います。
「あきらめたらアカン」
これが西川さんの根底にある思いです。
「不可能」と言われたことでも、地道な努力を続けることや発想の転換などにより、「可能」になることがあると信じている、と著書の中でも言われています。
ただ、自分をどのような精神状態において努力を続けるのか、とても興味深い話をして下さいました。
まずは、言葉には力がある(=言霊)と信じて自分に成功を言い聞かせ、こうなったら良いと考えられる明確なイメージ、ビジョンを持つことを勧めてくださいました。そして、ご自身の経験から、辛いことがあってもポジティブな面を見て、感謝を忘れずに物事にあたることを強調されていました。
Everything is going to be all right. I am lucky.
この言葉を常に口にされておられたとのことです。
そうすると、不思議なことに、逆境であっても物事が奇跡的に好転したり、不思議な出会いが生まれたりしたことが何度もあったとのこと。
また、恩師に指導されたことの中で、他者の評価に振り回されず、自分にしかできない表現(個性)を見つけなさい、という意味で、
Find your own voice!
と指導されたことを私たちにも教えてくれました。
「完全な準備ができるのを待っていたら、夢を掴むのはいつになるかわからない。必ず来たチャンスは逃さずに掴むこと。まずはやってみること。」
この西川さんの言葉は非常に響きました。
現在の枠にとらわれず、新しい世界にチャレンジする勇気をいただきました。






