本コラムでは、当社コンサルタントの武田が、「キャリアエッセイ2~自分のミッションを求めて~」と題し、キャリアを考える上でのヒントをご紹介させていただきます。今回は、「自分の歩む道」をテーマにお伝えします。
自分の歩む道
私たちは普段の生活の中で、些細なことでも人間関係に悩み、また自分の生き方にも悩むことが多いですね。そして、自分の想定通りに物事が運ばないときには、「あの時にこうしておけば良かった」と後悔することも度々です。 それでも過去は変えられませんから、それを背負って今後を歩むしかない、ということになります。
でも私たちが生きるのは、過去ではなくて、現在であり未来です。よりよく生きるために過去の経験を知恵にすることは大切ですが、過去を悔やみすぎると動けなくなってしまうと思います。特に過去の経験を、「因果」として現在の自分の姿を考えすぎるときは尚更ですね。
現在の自分を、過去の因果とか周囲からの様々な影響に囚われず、素の自分で歩むスタンスを大切にしているように感じます。そこにこそ自分の与えられた「生」のエネルギーが与えられると、そんな感じすらします。
環境からの様々な刺激に対し、学習すること無しには現代社会に生きることができません。けれども、自分の大切にしている「アンカー」、すなわち「自分らしさ」の閾値を超えるような事象と出くわし、そのまま刺激を受け続けたら彷徨ってしまうと感じるような場合には、周囲に妥協せず、自分の牙城を守ることも大切ではないでしょうか。それが自分の歩む道なのでしょう。
自分の個性や才能を活かす努力をすること無しに人生を閉じるとしたら、悔いが残るのではないか・・・最近、そんなふうに考えることが多くなりました。
何ごとにもチャレンジしたいと思っています。